読了:矢澤久雄『プログラムはなぜ動くのか 知っておきたいプログラミングの基礎知識』(日経BP社、2016年〔初版:2001年〕)

先月、読了した『プログラムはなぜ動くのか』。そのタイトル通り、プログラムが動く仕組みについて非常に丁寧に解説されている本であった。内容はかなり専門的かつすべてのページが見慣れない用語で埋め尽くされており、思った以上に読解に時間がかかった。しかし、分かりやすく例示した図や「小学生にCPUと2進数を説明する」といったコラムも要所要所に挟まれており、理解の手助けとなった。

 

以前JavaRuby等のプログラミング言語に少々触れたこともあったが、「ルール通り組めばプログラムは動く」と考えたことはあれど「なぜそのプログラムが動くのか」といった疑問を持ったことはなかった。そのため、本書において解説されている知識はプログラミングの根本の部分にあたるものであり、私にとっては新鮮であった。

 

本書全体を通して、自分のプログラミング分野、とりわけその根本にあたる部分の知識不足を痛感した。これから様々な言語に触れ、プログラミングを組んで行きたいと考えているため、この本で学んだ知識を振り返りつつ、プログラミングという分野をより深く理解していきたい。

 

プログラムはなぜ動くのか 第2版 知っておきたいプログラムの基礎知識

プログラムはなぜ動くのか 第2版 知っておきたいプログラムの基礎知識