Photoshop③ 料理写真をおいしく見せる
今回は、HPに使う料理写真をおいしく見せられるような加工を施していきたいと思います。
1.クレープをおいしく加工
元画像がこちら。これをよりおいしく見えるよう加工していきます。
トーンカーブを調整し、色調補正します。
続いて、「特定色域の選択」でレッド系を選び、いちごの赤やクレープ生地の色が映えるよう調整していきます。
クレープが載った皿以外の背景を選択し、トーンカーブで明るさや色調を調整していきます。
背景にぼかしを加え、最後に全体的な色調を改めて調整して完成です。
2.カフェラテをおいしく加工
元画像はこちら。これだけでも充分良い写真なのですが、写真全体に温かみを加えたいと思います。
先ほどと同様、トーンカーブと特定色域の選択ツールを用いて写真の色調を調整していきます。
続いて、「レンズフィルター」を用いて写真全体に暖色系のフィルターをかけ、温かみを増します。
こちらもクレープの時と同様、カフェラテ以外の背景を選択しトーンカーブにて色調調整を行います。
続いて、カフェラテのアート部分のみを選択し「アンチシャープ」のフィルターをかけます。次は湯気を合成・・・といきたいところなのですが、チュートリアル通りにいけばAdobe Stockの素材を用いることになっていました。しかしこちらに加入していないため・・・今回はこちらのサイトを参考に湯気を自分で作っていきます。
新規レイヤー作成→「スクリーン」選択→「フィルター」→「描写」→「雲模様1」という流れなのですが、初っ端から全体がもくもくになってびっくりしました。さながら銭湯のよう。これでは曇りすぎなので、カフェラテ付近のみに湯気をかけることにします。
まずは湯気のフィルターを湯気っぽく「波打たせる」ために、「フィルター」→「変形」→「波形」の順に湯気に流れを作ります。
仕上げに取り掛かります。まずはカフェラテ上部をなげなわツールで適当に選択。この時、最終的に湯気が自然な形となるよう境界線のぼかしを設定します(今回は20px)。「マスクを追加」をクリックし、選択部分だけに湯気が残るようにします。
湯気(レイヤーマスク)の不透明度を調整し、最後に全体の色調を改めて調整して完成です。
3.おわりに
Photoshopは機能が揃いすぎているぐらい揃っていてなかなか使いこなせない部分も多いのですが、今回は写真加工の機能を多く使えたかなと思います。特にフィルターとレイヤーマスクの活用はやっていて面白かったです。トーンレベルや色調補正に関してはもう少しスムーズに使いこなせたら、と思います。まだまだ勉強しなくては・・・